くびの病気
くびの病気
くびの病気
首のリンパ節が腫れたり、耳下腺や甲状腺の中に腫瘍や炎症がおこり、しこりや痛みとして自覚することがあります。エコーでどこがどれくらい腫れているのか正確に観察して、必要に応じて採血や細胞の検査を行っていきます。
甲状腺の中に腫瘍があり、健康診断や胸のCTで偶然みつかることが多く、内科などから紹介されて受診することが多いです。また、家族から指摘されたり、自分でのどの違和感を感じて受診されることもあります。
エコーで腫瘍の大きさや性状を観察します。ほとんどの場合良性ですが悪性のこともあり、必要に応じて外来で細胞の検査も行っています。
甲状腺に対する抗体により甲状腺が刺激され、その結果、甲状腺の機能が過剰となってしまう病気です。動悸や息切れ、体重減少や発汗、手の震えなどがおこります。
エコーで確認後、採血で甲状腺の機能を調べます。内服治療や必要であれば病院に紹介して手術を行うこともあります。
甲状腺機能が低下する状態です。甲状腺に対する抗体により甲状腺が破壊され、その結果甲状腺ホルモンが低下してしまいます。現在は正常でも徐々に低下することがあり定期的な採血が必要です。
また甲状腺の手術後で甲状腺機能低下を起こしてしまうこともあります。甲状腺ホルモンの内服で治療を行っていきます。
子供に多く、片側または両側の耳の前から顎にかけて腫れたり痛みを伴います。ムンプスウイルスが原因で感染力が強いため、腫れている間は通学登園ができません。
また、稀ですが聴力障害、髄膜炎を起こすことがあります。大人では稀に睾丸炎、卵巣炎や膵炎などの重症合併症を起こすことが知られています。
ワクチン接種(2回)をお勧めしています。