アレルギー性鼻炎|京都市左京区岩倉駅の耳鼻科・耳鼻咽喉科いしかわクリニック

〒606-0008 京都府京都市左京区岩倉三笠町263
075-723-4133
ヘッダー画像

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎|京都市左京区岩倉駅の耳鼻科・耳鼻咽喉科いしかわクリニック

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎

  • くしゃみ
  • はなみず
  • はなづまり

くしゃみ、はなみず、鼻づまりはアレルギーの3大症状といわれています。スギやヒノキなどの特定の花粉に対するアレルギー性鼻炎は季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)といわれ、季節に関係なく一年中起こる通年性アレルギー性鼻炎に分けられます。

 

検査

まず、何が現在のアレルギー症状を起こしているのか調べることをお勧めしています。一年中の症状であればダニ、ほこり、カビなど、季節性であればスギ、ヒノキ、カモガヤやブタクサなどであり、季節によって飛ぶ花粉が変わってきます。検査で何が原因で現在の症状がおこっているかわかり、花粉を避ける時期や内服開始のタイミングを知ることができます。
血液検査でアレルギーの原因を調べますが、従来の採血に加えて、当院では指先のわずかな採血で検査を行うことができるドロップスクリーンを用いることが多いです。指先からのわずか1滴の採血で行うことができるので、子供や採血が苦手な方でも負担なく検査できます。

治療

内服

症状に応じて、内服薬、点鼻薬、点眼薬を組み合わせて治療します。
内服薬は眠気の少なさや内服回数、服薬のタイミングなど、それぞれのライフスタイルに応じて選択します。医療機関でよく相談してください。

手術

内服薬だけでは治療効果が少ない場合、手術は有効な手段です。
レーザー治療や鼻中隔矯正術、粘膜下下鼻甲界切除術、経鼻腔翼突管神経切断術などがあります。レーザー治療については小学生高学年くらいから可能です。

舌下免疫療法

舌下免疫療法は、アレルギーの原因物質を毎日少しずつ体内に取り込み慣れさせることでアレルギーを治していく治療方法です。一般的なアレルギーの内服治療の症状を抑えていく治療(対症療法)とは異なり、根本的にアレルギーを治療する方法です。以前には注射による皮下免疫療法が行われていましたが、定期的に注射を行う必要がありました。このような負担を軽減した治療法が、舌の下に治療薬を投与する舌下免疫療法です。これにより、自宅での服薬で免疫療法が行えるようになりました。

日本では2014年にスギ花粉症で初めて保険適用となり、翌年の2015年には、ダニを原因とする通年性アレルギー性鼻炎も保険適用となりました。このため現時点での日本における舌下免疫療法の適応は、スギ花粉またはダニが原因となるアレルギー性鼻炎と診断された方で、薬物療法で効果が少ない方や、アレルギー性鼻炎を根本的に治したいと希望される方、となっています。
毎年、花粉症や一年中アレルギーの薬を内服している方、根本的に治療を行いたい方におすすめです。

スギ花粉症に対する抗IgE抗体注射治療

2020年から内服だけでは効果がなく、最重症の方を対象に抗IgE抗体注射治療:ゾレアが開始となりました。2〜4週間おきに注射することでアレルギー症状を抑える治療です。内服ができない方や従来の治療で効果がない方はご相談ください。